道の駅 南ふらのは、北海道のほぼ中央に位置する南富良野町にある人気の観光拠点で、富良野エリアのラベンダー観光の起点として多くの旅行者に利用されています。ラベンダーの見頃は7月上旬から中旬がピークで、周辺のかなやま湖ラベンダー園では7月下旬から8月上旬まで楽しむことができます。札幌から車で約2時間、旭川空港からは約1時間でアクセス可能であり、2025年4月にリニューアルオープンした道の駅は、家族連れにも優しい充実した施設へと生まれ変わりました。
道の駅 南ふらのは夏季の週末には3,000人以上の観光客が訪れる人気スポットで、地元特産品の販売やグルメ、隣接するアウトドアショップなど、観光の拠点として幅広い楽しみ方ができます。富良野エリアには、日本最大級のラベンダー畑を誇るファーム富田をはじめ、北星山ラベンダー園、日の出公園ラベンダー園など個性豊かなスポットが点在しています。この記事では、道の駅 南ふらのの魅力から周辺のラベンダー畑の見頃情報、アクセス方法、おすすめのグルメまで、富良野ラベンダー観光に役立つ情報を詳しくお伝えします。

道の駅 南ふらのとは
道の駅 南ふらのは、北海道空知郡南富良野町字幾寅687番地に位置する国道38号沿いの道の駅です。狩勝峠の近くにあり、富良野市と新得町を結ぶ交通の要所に建っていることから、富良野エリア観光の中継地点として多くの旅行者に利用されています。
道の駅 南ふらのの営業時間と施設概要
道の駅 南ふらのの営業時間は、6月から9月の夏季シーズンが9時から19時まで、10月から5月の冬季シーズンは9時から17時までとなっています。定休日は12月31日から1月2日の年末年始期間のみで、それ以外は通年で営業しています。駐車場は大型車10台と普通車74台を収容可能で、身障者用スペースも2台分が用意されています。
この道の駅は2019年度に重点道の駅に指定され、再編整備計画が進められてきました。2022年にはアウトドアショップ「モンベル南富良野店」を核テナントとした複合商業施設がオープンし、同時期に宿泊施設「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野」も開業しました。これにより、単なる休憩施設から滞在型アクティビティ拠点としての役割を担うようになりました。
2025年4月26日には道の駅本体がリニューアルオープンし、授乳室やキッズコーナー、オストメイト付きの多目的トイレなどが新たに整備されました。家族連れでも安心して利用できる施設として生まれ変わり、より幅広い層の観光客に対応できるようになっています。
道の駅 南ふらのの建物デザインとイトウの水槽
道の駅 南ふらのの外観は、南富良野町内のかなやま湖や空知川でカヌー遊びが盛んなことにちなみ、カヌーの軸先をイメージしたユニークな形状となっています。この特徴的なデザインは訪れる人々の目を引き、記念撮影スポットとしても人気があります。
エントランスロビーの正面には大型水槽が設置されており、空知川やかなやま湖に生息する淡水魚が悠々と泳ぐ姿を見ることができます。水槽で見られる魚はイトウ、アメマス、ウグイなどで、特にイトウは体長1メートル以上にも成長する国内最大級の淡水魚です。イトウは環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている貴重な魚であり、南富良野町は「イトウと暮らすまちづくり」を掲げてその保護に取り組んでいます。
道の駅 南ふらのの特産品とおすすめグルメ
道の駅 南ふらのでは、地元ならではの特産品やグルメを楽しむことができます。ここでしか購入できない限定商品として特に人気なのが「南ふらのチップス」で、町の「ふるさと納税返礼品」にも選ばれている大人気商品です。
富良野市の「菓子司 新谷」とのコラボ商品である「コラボワッフル」は、ふらの牛乳を使用したふわふわ食感のワッフルにカスタードを詰めた限定品となっています。また、南富良野町産の「紅はるか」を使用した限定スイーツは、柔らか食感と濃厚な甘さが特徴です。
定番商品としては、厳選した「ふらの産男爵いも」を皮つきのまま茹であげ、北海道バターで味付けした「バタじゃが」が人気を集めています。南富良野町の特産かぼちゃを着色料や添加物なしで真空パックにした「雪化粧かぼちゃ」、無添加・無塩・無加水で作られた濃厚な「ミニトマトジュース」も好評です。タンパク質や鉄分が豊富な「エゾ鹿缶詰」、金山果樹園で採れたハスカップを使用した商品も揃っています。ハスカップはアイヌの人たちが「不老長寿の実」として珍重した、ポリフェノール豊富な果実です。
敷地内にはレストランやフードコートが立ち並び、地元食材を使用したメニューを提供しています。「なんぷ〜香房 森のパン屋」では道産食材を使用したパンを販売しており、鹿肉のコロッケやハンバーガーも人気です。ジャガバターとプリンは特におすすめのメニューとなっています。
道の駅 南ふらのの併設施設
道の駅敷地内には、アウトドアショップ「モンベル南富良野店」が営業しています。道内最大級の規模を誇り、アウトドア用品を幅広く取り揃えているため、かなやま湖や空知川でのアクティビティに必要な装備を購入することができます。
道の駅の裏には大型遊具を有する公園「なんぷアドベンチャーパーク」が併設されています。子どもたちが思いっきり遊べる施設として家族連れに好評で、観光の合間に子どもを遊ばせながら休憩することができます。
かなやま湖ラベンダー園の見頃と魅力

かなやま湖は南富良野町にある金山ダムの建設によってできた人造湖です。湖畔には「かなやま湖森林公園」があり、その一角にラベンダー園が広がっています。このラベンダー園は、中富良野町の「ファーム富田」や上富良野町の「日の出公園」などとともに、「ふらののラベンダー」として環境庁の「かおり風景100選」に選定されています。
かなやま湖ラベンダー園が穴場である理由
かなやま湖のラベンダー園は、国内唯一といわれる湖に面したラベンダー園です。ラベンダー畑の向こうに広がる湖と緑豊かな山のコントラストが絶景を作り出しており、他のラベンダー名所と比べて観光客が少なく、ゆっくりとラベンダーを堪能できる穴場的スポットとして知られています。
風のない日には、ラベンダー園の向こうに鏡のような湖面が広がり、対岸の山が映り込む最高の景色を楽しめます。この幻想的な光景は、富良野エリアの他のラベンダー畑では見られない、かなやま湖ラベンダー園ならではの魅力です。
かなやま湖ラベンダー園の見頃時期
かなやま湖のラベンダーの見頃は7月下旬から8月上旬頃です。富良野中心部のラベンダー園よりも少し遅く、7月中旬から下旬くらいが最も美しい時期とされています。他のスポットでラベンダーのピークを逃してしまった場合でも、かなやま湖であればまだ楽しめる可能性があるため、ラベンダーシーズン後半に訪れる方にもおすすめです。
ラベンダー園への入場は無料となっています。また、ラベンダー畑の一角にはハスカップ畑もあり、こちらも入場無料で自由に摘み取ることができます。ハスカップはアイヌの人々が「不老長寿の実」として珍重した果実で、ポリフェノールが豊富に含まれているため、ラベンダー観賞と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
かなやま湖ラベンダー園へのアクセス
かなやま湖ラベンダー園の住所は北海道空知郡南富良野町字東鹿越です。車がないと訪れにくい場所であり、列車では最寄りの東鹿越駅から歩くよりも、隣の幾寅駅前からタクシーを使うか、レンタサイクルを利用するのがおすすめです。
7月下旬には「かなやま湖湖水まつり」が開催されます。湖水音頭や狩勝太鼓といった伝統的な芸能の披露、ダム見学、カヌー体験、花火大会など様々な催しで盛り上がるイベントで、ラベンダー観賞と合わせて楽しむことができます。
富良野エリア全体のラベンダー見頃情報
富良野地方のラベンダーは、早咲きの品種が6月下旬から開花が始まり、遅咲きは8月上旬まで楽しむことができます。ピークは7月上旬から中旬で、この時期が最も多くの品種が咲き揃い、美しい紫の絨毯を堪能できます。
2025年の富良野ラベンダー見頃実績
2025年の中富良野町公式発表によると、7月9日に見頃指数「10」に達し、7月17日、7月24日も見頃指数「10」が続きました。その後、見頃のピークを過ぎ、刈り取り作業が開始されました。日の出公園ラベンダー園では、2025年7月23日時点で開花指数100%で見頃となり、7月28日には見頃終了となりました。
富良野ラベンダーの代表的な品種
富良野のラベンダー畑で栽培されている代表的な品種として、「濃紫早咲き(3号)」と「おかむらさき(4号)」があります。
濃紫早咲き(3号)は、品種名は「早咲き2-3」または「濃紫早咲き3号」で、現在は濃紫(のうし)3号と呼ばれています。極早咲きで、茎と穂先は短いがつぼみが大きく、つぼみのうちから紫色が濃いのが特徴です。開花直前が最も美しく、観賞用として近年栽培面積が増えています。濃い紫色とポテッとした花付きが特徴で、茎・花ともにしっかりしているためドライフラワーにしても丈夫です。穂先にまとまってボワっと花穂がつき、甘い香りがします。開花時期は6月下旬頃からで、北海道でラベンダーが咲き始める7月中旬よりもやや早くなっています。
おかむらさき(4号)は、昭和39年に北海道の栽培奨励品種に指定された品種です。中手咲きで香料成分が多く、品質が優れているため栽培の主流となっています。花色は濃く、茎も穂先も長いため、風にゆれる姿が美しいのが特徴です。スラッとした花付きと優しい紫色で、精油(100%植物性エッセンシャルオイル)としての価値も高いほど香りが優れています。シャープで洗練された、透き通るような甘い香りが特徴で、1990年10月にフランスで開催されたラベンダーオイル品評会で第1位を獲得した実績を持ちます。
両品種は富良野の景色を作る代表的な品種で、北海道のラベンダー史半世紀の寒さ厳しさで選抜された歴史ある品種です。
富良野エリアの主要ラベンダースポット
富良野エリアには個性豊かなラベンダースポットが点在しています。それぞれの特徴を把握して、旅行プランに合わせて訪れるスポットを選ぶと良いでしょう。
ファーム富田の見どころとラベンダー畑
富良野市に隣接する中富良野町の「ファーム富田」は、日本最大級のラベンダー畑を持つ観光スポットです。毎年約100万人の観光客が訪れる人気スポットで、ラベンダーを中心に80種類もの花々が緩やかな丘陵を彩ります。園内には12の花畑があり、春から秋まで花を楽しむことができます。
ファーム富田の歴史は昭和33年(1958)頃から始まり、「トラディショナルラベンダー畑」はファーム富田で最も古い歴史をもちます。なだらかな丘になっているので、登っていくと上からは十勝岳と富良野盆地の広大な景色も楽しめます。
七色の花が丘を彩る「彩りの畑」では、丘の上から見下ろせば、まるで絵画のような虹色の絨毯が広がります。この畑は連作障害を避けるために、毎年違う花を栽培しています。「倖(さきわい)の畑」では、例年7月中旬にわずかな期間だけ4種類のラベンダーの開花が重なり、紫色のグラデーションを見ることができます。
園内にはラベンダーグッズ、ソフトクリーム、スイーツ等のショップがあり、1日中楽しめるスポットとなっています。「富田忠雄記念室」では創設者の歴史を紹介し、「花人の舎」ではオリジナルグッズを取り揃えています。「香水の舎」ではラベンダーのエッセンシャルオイル(香料)を調香する様子を間近に見ることができます。また、日本で唯一、ラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出するための蒸留工場があり、7月から8月中旬にかけてのラベンダー開花期には蒸留風景を見学できます。
ファーム富田から十勝岳連峰に向かって東に4キロメートルほど行った上富良野東中地区には「ラベンダーイースト」があります。日本最大級のラベンダー畑で、富良野盆地の田園地帯に囲まれ、東側には迫力ある十勝岳連峰、南側には雄大な富良野西岳・芦別岳と連なる夕張山地を望むことができます。2025年の開園期間は6月28日から7月21日でした。
ハイシーズンの7月中旬から下旬には10時頃から混み合うようになるので、撮影を長時間楽しむなら朝8時頃から訪れるのがおすすめです。
北星山ラベンダー園のリフトと白いラベンダー
中富良野町のシンボル「北星山」にあるラベンダー園では、観光リフトで北星山の頂上を目指す途中、4種類のラベンダーをはじめ、ひまわり、マリーゴールド、サルビアなどの花畑が広がっています。全国で唯一、リフトのあるラベンダー畑として知られています。
約5分半の観光リフトで北星山の頂上へ行くことができます。もともとスキー場であるため、花畑の端にリフトが走っています。料金は往復で大人(高校生以上)700円、小人(小学生及び中学生)350円、幼児無料です。営業時間は6月から8月の9時から17時で、チケット販売及び上りリフト最終は16時40分となっています。リフトは一人乗りで、荷物やお子様・ペットを抱えた搭乗は安全管理上できません。
頂上の展望スペースからは「十勝岳連峰の大パノラマ」「富良野盆地ののどかな田園風景」「一面広がるラベンダー畑」の3点セットを堪能できます。
北星山ラベンダー園では、珍しい白のラベンダーを見ることができます。これは秋田県から贈呈されたもので、北海道ではここだけでしか見られません。頂上付近に植えられています。
アクセスはJR中富良野駅から0.7キロメートル、徒歩10分で、ファーム富田の途中にあります。町営駐車場は100台収容可能です。
日の出公園ラベンダー園と愛の鐘
日本におけるラベンダー発祥の地、上富良野の丘陵地に広がる約4.2ヘクタールのラベンダー園が日の出公園ラベンダー園です。観光公園としていち早くラベンダーを植えた場所であり、観光客はもちろん地元の人たちにも愛されている公園です。
園内には「愛の鐘」と呼ばれるモニュメントがあり、ここで愛を誓うと成就すると言われています。カップルに人気のスポットとなっています。
入園は無料で、JR上富良野駅より徒歩約15分の場所にあります。駐車場は50台収容可能で無料です。
2025年7月12日から21日には「ラベンダーフェスタかみふらの2025」が開催されました。日の出公園のラベンダーを幻想的な演出でライトアップし、期間中は日没後19時30分から21時30分にライトアップされ、紫の花畑が幻想的な光に浮かび上がりました。イベント期間中は公園隣接の特設駐車場(約300台)が利用可能で、ライトアップ期間中は日の出公園駐車場から展望台駐車場へのシャトルバス(1乗車200円)が19時20分から21時10分の間随時運行されました。
道の駅 南ふらのと富良野へのアクセス方法
道の駅 南ふらのや富良野エリアへのアクセス方法を詳しくご紹介します。富良野は北海道のほぼ中央部に位置しており、札幌からの距離は約115キロメートルです。
札幌から富良野へのアクセス
札幌から富良野まで車で移動する場合、高速道路利用で約2時間20分、一般道利用で約2時間50分です。道央道 札幌ICから滝川ICまでの高速料金は普通車2,310円です。三笠市を経由して国道452号線(夕張国道)を通って行くのが最短距離となり、距離は約110キロメートル、所要時間は約2時間となります。
JRで札幌から富良野まで移動する場合、1本で行くことができず、基本的には滝川駅で乗り換えとなります。札幌からJR函館本線で滝川まで特急利用で約50分、滝川からJR根室本線で富良野まで約1時間10分で、所要時間は特急利用時でおよそ2時間4分から2時間50分程度です。料金は札幌から滝川まで特急(自由席)を利用する場合3,620円、すべて普通(もしくは快速)電車を利用する場合2,490円です。
高速バス(高速ふらの号・北海道中央バス)を利用する場合、所要時間はおよそ2時間30分、料金は片道2,260円、往復4,150円です。1日10便が運行されています。
交通手段の選び方としては、速さ重視ならJR、安さ重視なら高速バス、観光重視なら車(レンタカー)がおすすめです。ただし雪の季節は車での移動に注意が必要です。最終のJRがバスより遅いため、観光時間を長く取りたい方にはJRがおすすめです。
空港から富良野へのアクセス
新千歳空港からは高速利用で約2時間半で富良野市内に到着します。旭川空港からは約1時間で富良野市内に到着するため、富良野観光には旭川空港を利用するのが便利です。
道の駅 南ふらのへのアクセス
道の駅 南ふらのは国道38号線沿いにあり、富良野市街地から車で約30分程度の距離にあります。狩勝峠の近くに位置し、南富良野町の幾寅駅近くにあります。
富良野ラベンダーのグルメとお土産
富良野を訪れたら、ラベンダー関連のグルメやお土産も忘れずにチェックしたいところです。各所で特色あるラベンダースイーツやお土産が販売されています。

ラベンダーソフトクリームの名店
富良野を訪れたら必ず味わいたいのがラベンダーソフトクリームです。各所で販売されており、それぞれ特徴があります。
ファーム富田のラベンダーソフトクリームは、ラベンダーエキス入りのオリジナルソフトクリームで、さっぱりしているので暑い日にもおいしく食べられます。1995年に販売が開始され、3年の試行錯誤を経て完成した味です。ラベンダー畑を背景に紫色のソフトクリームを楽しむのが富良野観光の定番体験となっています。さっぱりとしたラベンダーと濃厚なバニラをほどよく混ぜた、色鮮やかなソフトクリームも人気です。
富良野市で1979年に創業した和洋菓子店「菓子司 一久庵」では、「ふらの牛乳ソフトクリーム」「ラベンダーソフトクリーム」「メロンソフトクリーム」(各450円)が人気です。定番3種を一度に味わえる「プチパーティーソフトクリーム」(650円)もおすすめです。
フラワーランドかみふらのでは、ソフトクリームの量が多く、味も濃厚でラベンダー風味も濃いのが特徴です。ラベンダーミックスソフトは350円で楽しめます。
ぜるぶの丘(美瑛)では、濃厚なソフトクリームにふんわり香るラベンダーの風味が心地よく、丘に咲き乱れるラベンダーや花々を見ながら食べると最高です。
ファーム富田のラベンダースイーツ
ファーム富田では様々なラベンダースイーツが楽しめます。ラベンダーとクリームチーズのベイクド・レア・チーズケーキ、ふらの牛乳をたっぷり使用したラベンダー花粒入りシフォンケーキ、ラベンダー花粒入りのシュークリーム、ラベンダー香るプリンなど、豊富なラインナップが揃っています。
かんのファームの売店では、牧場直送のソフトクリームや、じゃがいも、白いトウモロコシといった獲れたて農産物を販売しています。熱々ほくほくの「じゃがバター」が人気となっています。
富良野のお土産スポット
フラノマルシェには2000種類以上の富良野ブランド商品が集まり、観光客の重要な買い物スポットとなっています。富良野メロンやチーズケーキ、ラベンダー関連商品は全国的な人気を誇ります。
上富良野では、ミネラルアロマ入浴剤、植物性除菌スプレー、リップクリーム、お部屋の香水、ハンドクリームなどオリジナルレシピ満載のアロマ体験もできます。
多田精肉店では元祖「豚さがり」や、ホルモン・ジンギスカン・手造りソーセージなど、地元グルメのお土産も購入できます。
南富良野町の観光スポット
道の駅 南ふらの周辺には、ラベンダー以外にも魅力的な観光スポットがあります。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」ロケ地・幾寅駅
JR幾寅駅は北海道のほぼ中央・南富良野町にある駅で、浅田次郎原作・高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケが行われた駅として知られています。
1999年に公開された映画では、幾寅駅が廃線が決まったローカル線の「幌舞駅」として使われました。映画の原作は作家の浅田次郎で、第117回直木賞受賞作です。駅舎には「幌舞駅」という劇中の駅名が撮影時のまま掲げられています。
駅舎内には高倉健さんが劇中で着用した「駅長のコート」をはじめ、小道具や関連する品々が飾られており、さながら「鉄道員(ぽっぽや)」記念館となっています。駅舎に加え、撮影のためだけに建てられたセットが3つ今でも残っています。地元の方の熱い思いから、駅舎を含め3棟のロケセットは維持されることになりました。
映画では高倉健以外にも大竹しのぶ、広末涼子などの豪華キャストが出演し、志村けんが炭鉱夫役で登場していたことも特筆されます。日本全国、アジアを中心とした海外からも年間4万人もの観光客が訪れる人気スポットです。
ロケ地となったJR幾寅駅は2024年3月31日をもって廃止されました。根室線富良野から新得間が廃線となったためで、小説・映画と同様の運命をたどることになりました。
撮影時には地元の「幾寅婦人会」が俳優やスタッフ計約200人分の炊き出しを行い、撮影を支えました。名物「イモ団子」が高倉さんに好評だったといいます。高倉さんは撮影後も折に触れて手紙を送ってくれ、亡くなった2014年まで続いたとのことです。
かなやま湖でのアクティビティ
かなやま湖や空知川では、カヌーやラフティングなどのアクティビティが盛んです。近年、自然体験観光も活発化しており、ワカサギ釣りやサイクリング、スキーなども楽しめます。
かなやま湖ではイトウ釣りも人気です。かなやま湖はイトウが釣れるフィールドとして、猿払周辺や朱鞠内湖と並び全国的に知られています。手軽に本格的な釣りが楽しめるという点では金山湖が一番かもしれません。平成7年には127センチメートル、24キログラムという記録があり、今でもメーターイトウが上がるということでトラウティストに人気が高いです。
南富良野町では「南富良野町イトウ保護管理条例」(2009年4月施行)により、イトウの保護に取り組んでいます。正しいリリースと保護区、保護期間の釣り自粛への理解と協力が求められています。
かなやま湖では氷が溶け次第、ボートからイトウを狙うことができます。2016年の洪水で一時は数が減ったイトウですが、今では洪水前以上に個体数は増加しています。空港から1.5時間で「幻の魚」イトウに出会える、それがかなやま湖の魅力です。
富良野観光のおすすめモデルコース
富良野エリアを効率よく観光するためのモデルコースをご紹介します。
ラベンダー観光のベストシーズン
ラベンダーが一番品種が揃って咲き誇るのは7月中旬から下旬が目安です。富良野や美瑛のベストシーズンは7月上旬から8月上旬で、人気のラベンダー畑や四季彩の丘の花畑が一番の見ごろを迎える時期になります。
1日ドライブコース(旭川空港発)
旭川空港を出発する場合、美瑛・パッチワークの丘、青い池、白ひげの滝、ファーム富田、カンパーナ六花亭、ニングルテラスの順で観光するのがおすすめです。
2泊3日コースの場合
1日目は美瑛エリアの「セブンスターの木」「マイルドセブンの丘」「ケンとメリーの木」などを巡り、「四季彩の丘」でランチを楽しみます。午後は「ジェットコースターの路」などをドライブします。
2日目は富良野方面へ向かい、ラベンダーで有名な「ファーム富田」へ。ラベンダー畑の数は7つと日本最大級のスケールで、季節ごとに咲く美しい花とラベンダーとのコラボレーションが楽しめます。
3日目は南富良野方面へ足を延ばし、道の駅 南ふらの、かなやま湖ラベンダー園、映画「鉄道員」ロケ地などを巡ります。
混雑回避のコツ
レンタカーで行く場合は、できれば早朝を狙って人がいない間にラベンダー鑑賞し、ショップがオープンしたらのんびり買い物等を楽しむように時間をずらして行くのがおすすめです。ファーム富田は10時頃から混み合うようになるので、朝8時頃から訪れると撮影を長時間楽しめます。
サイクリングで回る方法
富良野駅から中富良野町・上富良野町・美瑛町をめぐるサイクリングロードがあります。路面に案内表示が書かれているため道に迷うことがなく、初めての方にも安心のコースとなっています。
南富良野町の概要と宿泊情報
最後に、南富良野町の基本情報と宿泊施設についてご紹介します。
南富良野町は北海道のほぼ中央に位置し、四方を山に囲まれ、湖や森林を有する自然豊かな町です。町土のおよそ90%を占める森林を利用した林業と、広大な土地を利用した農業を基幹産業としています。
道の駅 南ふらのに隣接して2022年に開業した「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野」は、滞在型アクティビティ拠点としての役割を担っています。道の駅での買い物やグルメ、周辺でのアウトドアアクティビティと組み合わせて、ゆったりとした滞在を楽しむことができます。
道の駅 南ふらのは、2025年4月のリニューアルオープンにより、さらに魅力的な観光拠点へと進化しました。カヌーの軸先をイメージした特徴的な建物、イトウが泳ぐ大型水槽、地元特産品の数々、そして隣接するモンベルや宿泊施設など、充実した施設が揃っています。富良野エリアのラベンダーは7月上旬から中旬がピークで、ファーム富田、北星山ラベンダー園、日の出公園など、それぞれ特色のあるスポットが点在しています。かなやま湖ラベンダー園は、国内唯一の湖に面したラベンダー園として、他にはない絶景を楽しめる穴場スポットです。ぜひ富良野を訪れて、ラベンダーの香りに包まれながら心癒される時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。








