道の駅三笠と化石博物館の見学ガイド|アクセス・見どころ完全解説

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道の駅三笠と化石博物館の見学ガイド|アクセス・見どころ完全解説

道の駅三笠と化石博物館(三笠市立博物館)は、北海道三笠市にある人気観光スポットで、札幌から車で約1時間、道央自動車道三笠インターチェンジから道の駅へは約5分、化石博物館へは約20分でアクセスできます。道の駅三笠は北海道で第1号に認定された記念すべき道の駅であり、三笠市立博物館は日本一のアンモナイト博物館として知られ、約190種600点ものアンモナイト化石を展示しています。本記事では、道の駅三笠と化石博物館の見どころからアクセス方法、周辺の観光スポットまで、三笠観光に必要な情報を詳しくご紹介します。三笠市は1億年前の白亜紀の地層が広がる化石の宝庫であり、2013年には「三笠ジオパーク」として日本ジオパークに認定されました。道の駅で地元グルメを堪能し、化石博物館で太古のロマンに触れ、天然温泉で疲れを癒やすという充実した一日を過ごすことができる魅力的なエリアです。

道の駅三笠と化石博物館の見学ガイド|アクセス・見どころ完全解説
目次

三笠市立博物館(化石博物館)とは

三笠市立博物館は、北海道三笠市幾春別錦町に位置する博物館で、別名「化石の博物館」として親しまれています。この博物館は日本一のアンモナイト博物館として全国的に有名で、アンモナイトを約190種600点展示しており、北海道産の化石約1000点が収蔵されています。さらに、天然記念物に指定されている「エゾミカサリュウ」の化石をはじめ、約3000点以上の展示物を収蔵する施設として、三笠ジオパークの学習拠点となっています。

博物館の開館時間は9時から17時までで、入館は16時30分までとなっています。休館日は毎週月曜日ですが、祝日の場合は翌平日が休館となります。また、年末年始の12月30日から1月4日までも休館となるため、訪問の際は注意が必要です。入館料は高校生以上が450円、小・中学生が150円、未就学児は無料です。JAFの会員証を提示すると、大人料金が360円に割引されるのでお得に利用できます。毎年7月から10月に開催される特別展期間中は、通常入館料に加えて特別展観覧料がかかる場合があります。三笠市の文化芸術振興施設「シエル」や三笠鉄道記念館との共通券も用意されており、複数の施設を巡る予定の方はこちらを利用すると経済的です。

化石博物館の展示室と見どころ

三笠市立博物館の展示室は、来館者を1億年前の白亜紀の世界へと誘う魅力的な空間となっています。展示室1は「白亜紀の世界と化石」をテーマとしており、展示室の中央部には直径50センチメートルから130センチメートルあまりの大型アンモナイトが多数並べて展示されています。この展示方法は世界中の博物館でも他に例を見ないもので、驚くべきことにすべてのアンモナイトに自由に触ることができます。1億年前の白亜紀の海中をイメージして、展示室はブルーに配色されており、まるで太古の海の中にいるような雰囲気を味わえます。特に注目すべきは日本最大級のアンモナイトで、直径1.3メートルという圧倒的な大きさを誇っています。

展示室4では「炭鉱と人々のくらし」をテーマに、三笠市の炭鉱の歴史とそこで働いた人々の暮らしを紹介しています。明治から昭和にかけての炭鉱まちの様子や、炭鉱労働者の生活を知ることができる貴重な展示となっています。三笠市は北海道の近代炭鉱発祥の地であり、1868年(明治元年)に幌内で石炭が発見されてから、地域の発展を支えてきた歴史があります。

エゾミカサリュウの発見と学術的価値

エゾミカサリュウは、三笠市立博物館の歴史を語る上で欠かせない存在であり、日本の古生物学研究の歴史を象徴する興味深いストーリーを持っています。1976年6月21日、村本喜久雄氏により、三笠市桂沢湖付近の白亜紀地層の沢で化石が発見されました。化石は高さ25センチメートル、全長30センチメートルで、約8300万年前に生息していたとされています。

発見当時、国立科学博物館の研究員であった小畠郁生氏によって、ティラノサウルス科の肉食恐竜である可能性が指摘されました。これは肉食恐竜の化石としては日本で初めての発見とされ、発見の翌年1977年7月16日には国の天然記念物に指定されました。この発見を受けて、1979年には三笠市立博物館が完成し、エゾミカサリュウの化石の展示が始まりました。地元の三笠市ではティラノサウルス型肉食恐竜の復元イメージが強く残り、町おこしの目玉として観光振興に活用されました。三笠市立博物館前と桂沢湖畔には、高さ3メートル近くの復元像が設置され、毎年夏には「三笠恐竜まつり」が開催されるなど、地域の象徴的な存在となりました。

しかし、化石のクリーニングが進むにつれ、陸上肉食恐竜の歯に特有のセレーション(ギザギザ)がないことなどが明らかになり、エゾミカサリュウが海棲の爬虫類であり、恐竜ではない可能性が高いことが認識されるようになりました。1985年に国立科学博物館で開催された恐竜展では、エゾミカサリュウは日本で発見された恐竜のリストから外されました。1989年3月14日の北海道新聞では、「恐竜、実は『トカゲ』」「鑑定ミスが判明」などと報じられ、大きな話題となりました。

この指摘を受けた三笠市立博物館は2008年、詳細な研究の結果、エゾミカサリュウが海の爬虫類モササウルスの新種「タニファサウルス・ミカサエンシス」であるとあらためて発表しました。エゾミカサリュウは、白亜紀後期に生息していた「有鱗目 モササウルス科 タニファサウルス属」に分類される爬虫類の仲間です。タニファサウルスはニュージーランドと南極、日本で発見された海トカゲの一種で、タニファサウルス属としては南半球に2例がありますが、北半球では三笠が唯一の例であり、大変に貴重な資料とされています。恐竜ではなかったものの、その学術的価値は依然として高く、北半球で唯一の発見例として世界的にも注目されています。

野外博物館で地層と炭鉱遺構を見学

三笠市立博物館の裏手には「野外博物館」と呼ばれる全長1.2キロメートルの散策路が整備されています。これは1938年(昭和13年)から1956年(昭和31年)まで使用された森林鉄道の線路跡を利用して整備されたサイクリングロードで、歩行者と自転車のみが通行できます。この野外博物館は、三笠ジオパークを体感できる貴重なスポットとして多くの来訪者に親しまれています。

散策路では、プレート運動により垂直に隆起した泥岩、砂岩、礫岩からなる約1億年前の白亜紀層と、石炭層を含む約5000万年前の古第三紀層を観察することができます。特に「ひとまたぎ5千万年」と呼ばれる場所では、約5千万年前から約1億年前の地層へと、文字通りひとまたぎで5千万年の時間を飛び越えることができます。その間の5千万年分の地層は、隆起した時に水や風で削られてしまったとされています。

ルート内では現存する北海道最古の炭鉱遺構も見学できます。旧幾春別炭鉱の錦立坑櫓や旧坑口跡など、次々とビューポイントが現れます。幾春別炭鉱は明治19年に開鉱し、昭和32年の廃鉱まで、累計約650万トンの石炭が採掘されました。各見学ポイントには解説板が設置されているので、地質や炭鉱の歴史について学びながら散策を楽しめます。徒歩で往復約40分から60分ほどかかりますので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

野外博物館は例年11月頃から5月上旬頃まで雪のために閉鎖されています。オープン期間中でも多量の雨が降った場合などは、施設点検のために閉鎖されることがあります。訪問前に公式サイトで最新の開園状況を確認することをおすすめします。入場料は無料ですので、博物館見学と合わせて気軽に立ち寄ることができます。

道の駅三笠の概要と施設紹介

道の駅三笠は、北海道で第1号に認定された記念すべき道の駅です。国道12号沿いの三笠市の西の玄関口に位置し、直径10メートルの巨大な水車がシンボルの「農の館」が目印となっています。この水車は、三笠の農業開拓の歴史を象徴するものです。所在地は北海道三笠市岡山1042番地で、駐車場は普通車205台、大型車13台が収容可能な広さを誇っています。

道の駅三笠にはさまざまな施設が集まっています。ファームセンター(観光協会)は、4月から9月は9時から18時まで、10月から3月は9時から17時まで営業しており、毎週月曜日が定休日となっています(祝日の場合は翌日)。

道の駅三笠の人気スポットである「食の蔵」では、地元の新鮮な農産物や特産品を販売しています。地元野菜の直売のほか、自家製ソフトクリーム、シュークリーム、ピザ、いなり寿司などが人気です。特に注目したいのが、昔から地元で愛されている東山ファームのソフトクリームです。濃厚な味わいで、暑い日には最高の一品として評判を集めています。少し溶けやすいので、購入したらすぐに食べるのがおすすめです。

また、道の駅三笠の食の蔵は、北海道の伝統野菜である「八列とうきび」を目にすることができる貴重な場所です。八列とうきびは現在、北海道内でも栽培しているところが限られている希少な品種で、夏季限定で販売されます。昔懐かしい味わいを楽しみたい方は、ぜひ夏に訪れてみてください。

道の駅三笠のグルメとお土産

道の駅三笠と化石博物館の見学ガイド|アクセス・見どころ完全解説

道の駅三笠には多彩な飲食店が揃っています。こってり系ラーメンや唐揚げが人気の「ラーメンだるまや三笠店」は、11時から23時まで営業しており、遅い時間まで利用できるので観光の締めくくりにも便利です。「食の蔵」前にはキッチンカーも出店しており、人気のやきとりは行列ができることもあります。移動販売の「四季の味くいしんぼう」の焼き鳥は特に好評です。老舗のお惣菜店「MAMO」では、手作りの惣菜や弁当を販売しており、地元の方々にも観光客にも愛されています。

道の駅三笠ではさまざまなお土産も購入できます。三笠産リンゴで作ったリンゴジュースは、まろやかな甘さが特徴の人気商品です。三笠の鶏醤(うま味調味料)は、料理の味を引き立てる隠し味として重宝されています。三笠特産の陶芸品「かつら焼き」は、1個1000円からで、様々な絵柄や可愛らしい形のものが揃っています。旅の思い出やお土産にぴったりです。三笠産のハバネロを使った商品や、「北風の恋人」というお菓子も人気のお土産です。

その他にも、農家の店が9時から16時、きいろいくるまが10時から17時、及川食堂が11時から15時、みのる青果が8時から17時30分、やきたて工房みちぱんが9時から16時、白川とうふ店が9時から17時、マルヤスフーズが10時から17時(月曜定休)と、多様な店舗が営業しています。

三笠天然温泉太古の湯で疲れを癒やす

道の駅三笠に隣接する「三笠天然温泉太古の湯」は、日帰り入浴と宿泊の両方を楽しめる温泉施設です。太古の木々に包まれた癒やしの空間で、とろっとした泉質が特徴の天然温泉を堪能できます。所在地は北海道三笠市岡山1042-20で、営業時間は10時から23時(最終受付21時)となっています。

入浴料金は大人(中学生以上)の場合、館内着・フェイスタオル・バスタオル付で平日800円、土日祝900円、館内着・タオルなしで平日680円、土日祝780円となっています。子供(6歳から12歳)は館内着・フェイスタオル・バスタオル付で平日500円、土日祝550円、館内着・タオルなしで平日380円、土日祝430円です。幼児(3歳から5歳)は館内着・フェイスタオル・バスタオル付で平日・土日祝とも400円、館内着・タオルなしで280円です。

太古の湯には全6種の広々とした浴場があり、日本古来の天然素材にこだわってつくられた湯屋です。湯上がりもゆったり過ごせるリラクゼーションスペースが好評で、岩盤浴も利用できます。宿泊施設として、和風旅館「別邸 旅籠」と新館「HOTEL TAIKO」が併設されており、三笠観光の拠点として便利です。富良野・美瑛・旭川方面や札幌方面への観光にもアクセスが良く、北海道観光の拠点としても活用できます。

道の駅三笠へのアクセス方法

道の駅三笠へのアクセスは、車でもバスでも便利です。車でのアクセスは、道央自動車道三笠インターチェンジから車で約5分と非常に近く、国道12号沿いにあるため分かりやすい場所にあります。札幌市内からは車で約1時間で到着できます。

バスでのアクセスは、JR岩見沢駅からバスで約20分です。道の駅には普通車205台、大型車13台が収容可能な広い駐車場が完備されているので、車での訪問も安心です。

三笠市立博物館(化石博物館)へのアクセス方法

三笠市立博物館へのアクセスは、車の場合、道央自動車道三笠インターチェンジから車で約20分です。道道116号岩見沢三笠線を三笠市街・芦別方向へ進みます。博物館には無料駐車場が完備されています。

バスでのアクセスは、JR岩見沢駅から北海道中央バス三笠幾春別線に乗車し、約50分で「幾春別町」バス停に到着します。バス停から博物館までは徒歩約5分です。

札幌から化石博物館へ向かう場合は、まず札幌駅から高速バスまたはJRで岩見沢へ向かい、そこからバスを利用するか、札幌から車で直接向かうのが便利です。東京から訪れる場合は、飛行機で新千歳空港へ向かい、そこからレンタカーを利用するのがおすすめです。新千歳空港からは車で約1時間30分ほどで三笠市に到着できます。

三笠鉄道村で北海道鉄道発祥の歴史を体験

三笠市には、北海道の鉄道発祥の地を記念する「三笠鉄道村」があります。三笠鉄道記念館のある「幌内ゾーン」と、クロフォード公園の名称で親しまれている「三笠ゾーン」の2つのエリアで構成されています。北海道で最初の鉄道として1882年(明治15年)に開業し、JR発足後最初に廃止された旧幌内線を記念する鉄道保存施設です。

幌内ゾーンにある三笠鉄道記念館では、明治・大正・昭和期の貴重な資料や、実際に使用された時刻表、制服、SL部品、信号機をはじめ、「義経号」や「弁慶号」などの数々のSL模型を展示しています。本物のSLやミニ新幹線などが走り、大人から子どもまで楽しめます。特に注目なのは、本物のSLの運転体験ができることで、これは日本でもここだけの貴重な体験です。

クロフォード公園は、旧三笠駅周辺を利用して1990年(平成2年)にオープンしました。公園の名称は、北海道開拓使の外国人顧問として官営幌内鉄道建設を指導したアメリカ人技術者ジョセフ・ユーリー・クロフォードにちなんでいます。あたり一面を芝で敷きつめた園内には、あずま屋や野外ステージ、当時の面影を再現した幌内太駅舎(後の三笠駅)があります。旧三笠駅を思い出させる跨線橋も残されており、たくさんの列車が展示されています。DD51 548(1968年の北海道開道百年式典に際しての天皇・皇后行幸啓時のお召し列車を牽引した機関車)なども静態保存されています。

クロフォード公園からは「三笠トロッコ鉄道」も楽しめます。2010年(平成22年)4月29日にオープンしたこの施設では、2.5キロメートルの区間を整備したトロッコに乗車できます。鉄道記念館前発着の「展望トロッコ列車」(記念館からクロフォード公園間往復5.6キロメートル)や、旧幌内炭鉱遺構方面への「アドベンチャートレイン」コースも整備されています。廃線となった旧幌内線の線路跡を走るトロッコは、鉄道ファンだけでなく家族連れにも人気のアトラクションです。

三笠鉄道村へのアクセスは、JR岩見沢駅から北海道中央バス三笠線で「三笠市民会館」下車、三笠市営バス幌内線幌内1丁目行に乗り換え「鉄道記念館前」下車です。車の場合は道央自動車道三笠インターチェンジから道道116号岩見沢三笠線を約4キロメートルで三笠市役所、そこから道道1129号三笠栗沢線沿いに約12分です。

桂沢湖で四季の自然を満喫

桂沢湖は、三笠インターチェンジから車で約30分の場所にある美しい湖です。湖の周囲は62キロメートルあり、道立自然公園に指定されています。桂沢ダムは1957年(昭和32年)に北海道初の国直轄の多目的ダムとして完成しました。ダム湖である桂沢湖は、湖上を国道452号が通り、北上すると芦別市方面、南下すると夕張市方面に至ります。

桂沢湖は新緑、紅葉、冬のワカサギ釣りなど四季を通して楽しめます。コイ、フナ、ウグイ、ワカサギ、ヤマベ、ニジマスなどの魚が釣れ、釣り愛好家にも人気のスポットです。秋には紅葉が湖を秋色一色に染めあげます。見ごろは例年10月中旬頃で、この時期には「みかさ桂沢紅葉まつり」も開催されます。桂沢公園は湖畔側へ坂を下った場所にあり、紅葉のおすすめスポットです。食事のできるレストランもあり、散策路やベンチが設けられています。「かつらざわ大橋」という薄緑色の大きな橋からの紅葉と湖の眺めが特に素晴らしいと評判です。

桂沢湖周辺は化石の宝庫であり、アンモナイトやさまざまな生物の化石が多く発見されています。紅葉を楽しんでいると、突如大きなティラノサウルスの像が目に入ることもあります。これはエゾミカサリュウが発見された当初、ティラノサウルス型の恐竜と考えられていた時代に設置されたものです。

新桂沢ダムでは、普段は入ることのできない点検用の通路「監査廊」に特別に入れるツアーが開催されることがあります。また、化石がたくさん見つかっている「原石山」への特別見学ツアーも実施されており、一般には立入禁止の区域を見学できる貴重な機会です。

三笠市の概要と三笠ジオパークの魅力

三笠市は北海道中央部の空知地方に位置し、東京から飛行機と車で約2時間30分で訪れることができます。このまちの最大の特徴は、約1億年前の地層が広がり、世界的にも有名なアンモナイト化石の産地として知られていることです。

三笠市は2013年に「三笠ジオパーク」として日本ジオパークに認定されました。ジオパークとは、地球科学的に重要な地質遺産を保護しながら、教育や観光に活用する地域のことです。三笠ジオパークでは、1億年前の白亜紀の地層から約5000万年前の古第三紀の地層まで、プレート運動により垂直に隆起した独特の地形を観察することができます。

三笠ジオパークでは、見どころとなる「ジオサイト」を個々に指定し、ジオサイトの集まりを地域とテーマごとに「エリア」としてまとめています。桂沢エリアでは桂沢湖とその周辺の地層・化石産地を見学でき、野外博物館エリアでは博物館裏の散策路で地層と炭鉱遺構を観察できます。幾春別・奔別エリアでは石炭とともに発展した炭都の面影を感じ、幌内エリアでは石炭を輸送した産業鉄道の歴史に触れることができます。三笠エリアには道の駅三笠があり、達布山エリアにはワイナリーなどがある丘陵地帯が広がっています。

三笠ジオパークでは、夏季を中心に子どもたちも楽しめるジオツアーを開催しています。教育旅行にも力を入れており、年々その利用者数は増加しています。王道コースとなる三笠市立博物館・野外博物館をメインとしたツアーから、地球を感じる野外ヨガ、地層や川を知るラフティング、ブドウ畑を歩くなど多彩なプログラムがあります。「化石博士と解き明かす!アンモナイトのヒミツツアー」では、ノギスを使ってアンモナイトの種類の見分け方を学ぶことができます。申し込みは三笠ジオパーク推進協議会事務局(三笠市役所商工観光課内)へ電話またはインターネットで行います。

三笠の炭鉱の歴史と遺産

三笠市は北海道の近代炭鉱発祥の地として重要な歴史を持っています。また、北海道の鉄道発祥の地でもあり、1882年(明治15年)には、幌内炭鉱から掘り出された石炭を輸送するための鉄道が幌内と手宮(小樽)間に北海道で最初に開通しました。この歴史的な遺産は、文化庁の日本遺産「本邦国策を北海道に観よ! ~北の産業革命「炭鉄港」~」に指定されています。

1868年(明治元年)に幌内で石炭が発見され、1879年(明治12年)には官営の幌内炭鉱が設置されました。幌内炭鉱では、明治12年(1879年)から平成元年(1989年)までの100年間で合計5500万トンの石炭が採掘されました。開発の主力を担ったのは北海道炭礦汽船(北炭)であり、北炭の本鉱の立坑は、海面下1000メートルを越える日本最大規模となりました。

幾春別炭鉱、奔別炭鉱など多くの炭鉱が開鉱し、昭和になると機械化が進み大規模に石炭が採掘されるようになりました。三笠の人口は1959年(昭和34年)には62781人に達しました。しかし、エネルギー政策の転換の影響や炭鉱での事故なども重なり、幾春別炭鉱は1957年(昭和32年)、奔別炭鉱は1971年(昭和46年)、幌内炭鉱は1989年(平成元年)に閉山しました。

残された炭鉱遺産を活用するため、1987年(昭和62年)に三笠鉄道記念館がオープンし、1990年(平成2年)には幌内太駅舎などを残したクロフォード公園もできました。「幌内炭鉱自然公園」には音羽坑・常磐坑・坑内神社・幌内神社・選炭場などの遺構が残されており、炭鉱の歴史を今に伝えています。

三笠のワイナリーを巡る

三笠市には、質の高いワインを生産するワイナリーがあります。三笠市を含めた空知地域には10社のワイナリーと20社に迫るヴィンヤード(ワイン用ブドウ栽培農家)があり、北海道のワイン産地として注目を集めています。

有限会社山崎ワイナリーは、北海道三笠市達布にあるワイナリーです。1953年に三笠市で4代続く農家に生まれた山崎和幸氏が、1998年に農業の傍らブドウ栽培を始め、2002年に家族だけによる「有限会社 山崎ワイナリー」を設立しました。石狩平野を一望する三笠市達布の展望台をのぼる途中のなだらかな丘に、山崎ワイナリーのブドウ畑が広がっています。冬は2メートルの積雪もある豪雪地帯で、特徴的なミネラルと冷涼感のあるワイン造りを目指しています。ブドウの作付け面積は12ヘクタールです。現在、生産するブドウの品種はケルナー、シャルドネ、メルロ、ピノ・ノワールを主に合計12種類です。なお、農作業を最優先とするため、ワイナリーの見学案内・試飲は行っておらず、バス等の大型車両でのショップへの立ち寄りは受け付けていません。

「TAKIZAWA WINERY(タキザワ・ワイナリー)」は、北の大地の力を最大限に引き出し、「生命力を感じるワイン造り」を目指しています。2004年から開墾された南斜面で育つブドウは、厳しい環境と豊かな日差しを一身に浴びて強い個性を宿します。収穫されたブドウは、人工的な手を加えず天然酵母で発酵し、自然派ワインを生産しています。2階のショップでは、広大なワイン畑を眺めながらテイスティング(有料)を楽しめます。所在地は北海道三笠市川内841-24で、営業時間は10時から15時(夏季は16時まで)、定休日は土・日曜日(夏季は火・水曜日定休)となっています。

子連れ・家族旅行におすすめのスポット

三笠市には、子どもと一緒に楽しめるスポットが充実しています。三笠市パークゴルフ場「サン・パーク」は、国道12号線沿い「道の駅三笠」サンファームエリア内にあり、アクセス抜群のパークゴルフ場です。36ホール、全長1766メートルの本格的なコースで、初心者から上級者まで楽しめます。貸し用具もあるので、手ぶらで訪れても大丈夫です。お子様からご年配の方まで、広大な芝生の上でのんびりレジャーを楽しめます。プレー後は隣接する太古の湯で汗を流すこともできます。

ファミリーランドみかさ遊園は、ゴーカート、ジャンボすべり台、バッテリーカーなど、子どもが大好きなアトラクションが揃った施設です。夏季(6月下旬から9月上旬)には無料のじゃぶじゃぶ池も開放され、小さなお子様連れでも水遊びを楽しめます。バーベキュー施設もあるので、家族でアウトドアを満喫できます。

冬には桂沢湖で氷上ワカサギ釣りを体験できます。用具やテントのレンタルもあり、初心者でも気軽に挑戦できます。お子様から大人まで、北海道ならではの冬の体験を楽しめます。また、三笠市内にはスキー場もあり、ウィンタースポーツも楽しめます。

まとめ

道の駅三笠と三笠市立博物館(化石博物館)は、1億年の地球の歴史と北海道の近代化を支えた炭鉱の歴史を同時に体験できる、全国でも珍しい観光スポットです。道の駅三笠では、北海道で第1号に認定された歴史ある道の駅として、地元の新鮮な農産物やグルメを楽しめます。隣接する太古の湯で疲れを癒やし、三笠市立博物館では日本一のアンモナイトコレクションを間近で見て、触れることができます。

アクセスは札幌から車で約1時間と日帰り圏内で、道央自動車道三笠インターチェンジから道の駅へは約5分、化石博物館へは約20分と便利な立地にあります。野外博物館での散策や三笠鉄道村での鉄道体験、桂沢湖での自然散策、そしてワイナリー巡りと、三笠には見どころが満載です。季節を変えて何度も訪れたくなる魅力がこのまちにはあります。

札幌から日帰りでも楽しめますが、太古の湯に宿泊してゆっくりと三笠の魅力を堪能するのもおすすめです。1億年の時間旅行を、ぜひ三笠で体験してみてください。

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