道の駅 伊方きらら館でおすすめのお土産は、愛媛名物のじゃこ天とじゃこカツ、西宇和みかんをはじめとする柑橘類、そして新鮮なしらす製品です。四国最西端の佐田岬半島に位置するこの道の駅は、瀬戸内海と宇和海の両方を望める絶好のロケーションにあり、伊方町ならではの特産品が豊富に揃っています。特に駐車場内にある「伊方じゃこてん きらら店」では、じゃこカツ発祥の店として揚げたてのじゃこ天やじゃこカツを味わうことができ、多くの観光客に人気を集めています。この記事では、道の駅 伊方きらら館の魅力や施設情報をはじめ、愛媛を代表するソウルフードであるじゃこ天の特徴と美味しい食べ方、そして持ち帰りたいおすすめのお土産について詳しくご紹介します。ドライブやツーリングの休憩スポットとしてだけでなく、佐田岬半島観光の拠点としても最適な道の駅 伊方きらら館で、愛媛の美味しさを存分に堪能してみてください。

道の駅 伊方きらら館とは
道の駅 伊方きらら館は、愛媛県西宇和郡伊方町にある道の駅で、日本一細長いといわれる佐田岬半島の中間地点に位置しています。「佐田岬メロディーライン」と呼ばれる国道197号線沿いにあり、八幡浜市から佐田岬まで約40kmにわたって続く絶景ドライブルートの休憩スポットとして親しまれています。2016年(平成28年)4月にリニューアルオープンし、より充実した施設として生まれ変わりました。
佐田岬メロディーラインは、瀬戸内海と宇和海の両方を望める爽快なロングドライブが楽しめるルートで、道路の一部区間では走行すると音楽が聞こえる「メロディーロード」も設置されています。ドライバーを楽しませてくれるこの道路のちょうど中間地点に位置する伊方きらら館は、ドライブの休憩に最適な立地といえます。
営業時間とアクセス情報
道の駅 伊方きらら館の営業時間は季節によって異なります。4月から9月までは9時から18時まで、10月から3月までは9時から17時までの営業となっています。ビジターズハウスについては通年で9時から17時の営業です。定休日は年末年始の12月29日から1月1日のみで、それ以外の日は営業しています。
アクセス方法としては、JR八幡浜駅から車で約25分の距離にあります。松山方面からお越しの場合は、松山自動車道を利用して大洲インターチェンジで降り、そこから車で約40分ほどで到着できます。駐車場は普通車60台と大型車4台を収容でき、無料で利用できるため、ドライブ途中の立ち寄りにも便利です。
各フロアの特徴と見どころ
伊方きらら館は1階から屋上まで、各フロアに特色ある施設が揃っています。

1階:特産品売り場とふれあい水槽
1階には柑橘や加工品を中心とした特選品販売コーナーと休憩スペースがあります。伊方町の豊富な柑橘類をはじめ、海産加工品などが揃う特産品売り場では、ここでしか買えない伊方ならではのお土産を購入できます。年間を通して様々な品種の柑橘を取り揃えており、特に柑橘を使ったジュースの品揃えが豊富です。しらす加工品や海藻なども販売されています。
1階の目玉施設として「ふれあい水槽」があります。関西ではめずらしい水のもれない不思議なつくりの水槽で、横から手を入れて魚にエサをやることができる体験型の展示です。エサは1袋30円(数量限定)で購入でき、魚に直接エサを与えて食べる瞬間を間近で観察できます。穴からパラパラとエサをやると、黄色や青のカラフルな魚たちがどんどん寄ってきて、魚にタッチすることも可能です。水槽の中央には魚たちと一体化できるスペースも設けられており、潜り込むと逆に魚に見られている感じになるユニークな体験ができます。
また、1階にはサイクルオアシスも設置されており、サイクリスト向けの休憩スペースとして利用できます。外には自転車置き場と給水所があり、佐田岬半島をサイクリングで巡る方にも配慮された施設となっています。
2階:きららアクアリウム
2階には「きららアクアリウム」があります。部屋全体が海の底の映像で覆われ、異次元を体験できるバーチャル水族館となっています。このバーチャル水族館では魚たちが来館者の動きに反応し、様々なアクションをしてくれる最新技術を使った体験型施設です。実際の魚に触れる1階のふれあい水槽とは異なる、デジタル技術を駆使した海中体験を楽しむことができます。
3階:きららリビング
3階は「きららリビング」と呼ばれるフロアで、ゆったりとくつろげるリビングタイプの休憩所です。窓からは宇和海と瀬戸内海の両方を眺めることができ、ドライブの疲れを癒すのに最適な空間となっています。授乳室も完備しているため、小さなお子様連れの家族でも落ち着いてくつろげる環境が整っています。
屋上:展望デッキ
屋上には展望デッキがあり、瀬戸内海と宇和海を一望できる絶景スポットとなっています。日本一細長い半島にある伊方きらら館の屋上からは、二つの海を同時に見ることができる贅沢な眺望が楽しめます。晴れた日には九州まで見渡せることもあり、佐田岬半島ならではのダイナミックな景色を堪能できます。
愛媛名物じゃこ天の魅力
じゃこ天は、愛媛県南予地方の海岸部で作られる特産品で、近海で獲れた地魚のすり身を油で揚げた魚肉練り製品です。「じゃこてんぷら」や「皮てんぷら」と呼ばれることもあり、農林水産省指定の郷土料理でもあります。愛媛を代表するソウルフードとして全国的に知られており、道の駅 伊方きらら館を訪れた際にはぜひ味わいたい一品です。

じゃこ天の特徴と栄養価
じゃこ天の最大の特徴は、頭と内臓だけを取り除いた小魚を丸ごと使用していることです。皮と骨が含まれるため、普通の練り製品とは異なり、少し灰色がかった色合いで黒い点々のある天ぷらとなります。骨が入っているためジャリジャリした独特の食感があり、食べ応えがあります。さつま揚げや平天など他の揚げ蒲鉾と比べると褐色具合が濃く、独特の歯ごたえと弾力があり、魚の旨みがぎゅっと詰まっているのが特徴です。
栄養面でも優れた食品で、不飽和脂肪酸やカルシウムが多く含まれています。骨ごと食べられるため、カルシウム補給に最適な食品として健康面でも注目されています。
じゃこ天の歴史は400年以上
じゃこ天の歴史は非常に古く、400年以上の伝統を持つ郷土料理です。宇和島藩史によれば、元和元年(1615年)に宇和島藩初代藩主の伊達秀宗が故郷を偲んで仙台から蒲鉾職人を連れてきてつくらせたことが始まりとされています。江戸時代から続く伝統的な製法が今日まで受け継がれているのです。
名前の由来については、原料に使われる雑魚(ざこ)から「ざこ天」と呼ばれていたとする説と、原料として用いられるホタルジャコに由来するという説があります。ただし、ホタルジャコの「ジャコ」も由来は「雑魚(ざこ)」であるため、結局のところじゃこ天の「じゃこ」の由来は「雑魚(ざこ)」です。1980年代に「雑魚天(ざこてん)」が転じて「じゃこ天」と呼ばれるようになりました。
じゃこ天の原料「ほたるじゃこ」
愛媛のじゃこ天の特徴は、幻の魚と言われる「ほたるじゃこ」という魚を使うことです。他県ではあまり漁獲されませんが、宇和海では古くからたくさん獲れる魚です。
ホタルジャコは薄紅色の体をしており、腹から尾にかけては透明で、その部分がまるでホタルのように青白い光を発します。愛媛県では「ハランボ」という通称で親しまれており、大きな成魚でも12cm程度と小型の魚です。風味の安定化のため、ほたるじゃこだけではなく、グチ、ヒイラギ、ヒメジ、アジ、タチウオなどの他の魚も加えて製造するメーカーもあります。
宇和島と八幡浜のじゃこ天の違い
愛媛では宇和海に面した地域でハランボ漁が行われるため、宇和島と八幡浜がじゃこ天の主な産地となっています。それぞれに特徴があり、食べ比べてみるのも楽しみの一つです。
宇和島じゃこ天は、弾力とジャリジャリ感が強いのが特徴です。やや厚みがあるものが多く、ふっくらとした食感が楽しめます。宇和島かまぼこの伝統と結びついており、しっかりとした噛み応えがあります。
一方、八幡浜じゃこ天は、柔らかく骨の食感が控えめであるといわれています。比較的薄めで平たい形状のものが多く、カリッとした食感が特徴的です。すり身加工時にしっかりひくことで、食べやすくしているのでしょう。八幡浜は「じゃこ天発祥の地」とも言われています。
じゃこ天のおすすめの食べ方
じゃこ天は愛媛では昔から「冷蔵庫に常備したい万能食材」として親しまれてきました。様々な食べ方で楽しむことができます。
シンプルに炙って食べるのが定番の食べ方です。トースターやフライパンで軽く炙ると、香ばしい香りがふわっと立ち上がります。表面はこんがりパリッと仕上がりながら、中はしっとりやわらかく、魚の旨味がより引き立ちます。ビールや日本酒との相性も抜群で、おつまみとしても最適です。
薬味を添えていただくのもおすすめです。じゃこ天に、すだちをひとしぼり、あるいは大根おろしや生姜を添えて、少しの醤油やポン酢でいただくと、味わいがグッと深まります。より爽やかに、より奥行きのある美味しさが楽しめます。柚子胡椒や山葵などお好みの調味料で味わうのも良いでしょう。
おでんの具としても定番です。宇和島市のおでんには必ずといっていいほどじゃこ天が入っています。出汁をたっぷり吸ったじゃこ天は、また違った美味しさがあります。
うどんやそばのトッピングとしても相性抜群です。温かいうどんに乗せると、じゃこ天から出る旨味がつゆに溶け出して、より美味しくなります。
カレーの具材としても活用できます。肉の代わりにじゃこ天を使った天ぷらカレーは、じゃこ天産地の家庭料理としてもメジャーで、魚の旨味がカレーに溶け込んで独特の美味しさがあります。
じゃこ天カツとして楽しむ方法もあります。すり身のじゃこ天にパン粉を付けて油で揚げると、サクサクの衣とじゃこ天の食感が絶妙にマッチします。
その他にもチャーハンやちらし寿司、味噌汁やすまし汁など様々な料理に活用できます。サラダに加えるだけで旨みと食べごたえがグンとアップし、サンドイッチにしても美味しいです。
自宅で美味しく食べるコツとしては、じゃこ天を電子レンジで温めた後、フライパンで両面を軽く焼く方法がおすすめです。少しこげめがつくと香ばしさがアップします。
伊方じゃこてん きらら店で味わう揚げたての美味しさ
道の駅 伊方きらら館の駐車場内には「伊方じゃこてん きらら店」があります。このお店は伊方町名産「じゃこカツ」発祥の店として知られており、揚げたてのじゃこ天やじゃこカツ、ソフトクリームや自社製アイスクリームなどを販売するテイクアウト専門店です。
営業時間は4月から9月が9時30分から17時30分、10月から3月が9時30分から17時までとなっています。
このお店は「秘密のケンミンSHOW」などのテレビ番組で紹介されて以来、「じゃこカツ」が大人気となりました。全国のテレビや雑誌にも多数取り上げられており、「じゃこカツ」を食べるためにはるばる遠くから訪れるお客様もいます。
伊方じゃこてん きらら店の人気商品
じゃこ天は一枚110円で販売されています。揚げたてを食べるとふわっふわでたまらない美味しさです。外はカリッとしていて、中はジューシーで、魚の旨味がしっかりと感じられます。
じゃこカツは100円で販売されています。外はカリッとサクッとしていて、中は玉ねぎも練り込まれており、しっとりしたお魚コロッケのような感じです。衣はサクサクで、中はとってもジューシーな仕上がりとなっています。
じゃこカツとは
「じゃこカツ」は、愛媛の郷土料理「じゃこ天」を伊方町が独自にアレンジした特産品です。宇和海で捕れた新鮮な小魚のすり身にニンジンや玉ねぎ、ゴボウを加え、サクサクな衣をつけて揚げたものです。
魚類のすり身と野菜にパン粉を付けて食用油で揚げた料理で、魚カツの一種といえます。ホタルジャコ類の雑魚の頭を取り除き、骨ごと砕いてすり身にし、にんじん、ごぼう、玉ねぎを加え、醤油、砂糖、みりんなどで味付けた後、成形しパン粉をつけて揚げています。
じゃこカツのおすすめの食べ方としては、そのまま中温160度から170度で揚げると美味しく召し上がれます。かつ丼やカツカレーなどのカツの代わりに「じゃこカツ丼」「じゃこカツカレー」にしたり、パンで挟んでじゃこカツバーガーやサンドイッチにしても美味しく召し上がれます。

クリエイト伊方について
クリエイト伊方は、地元農水産業の発展に寄与することを目的に、伊方町をはじめ地元諸団体の共同出資により第三セクターとして1997年9月に設立されました。みかんジュースの製造販売やじゃこ天、じゃこカツの製造販売などを行っています。「元祖じゃこカツ」として、新鮮な小魚のすり身と野菜を一緒に衣をつけて作ったじゃこカツを販売しており、お土産としても人気です。
伊方きらら館で買えるおすすめお土産
道の駅 伊方きらら館では、伊方町ならではの特産品が豊富に揃っています。お土産選びに迷った際の参考に、おすすめの商品をご紹介します。
西宇和みかんと柑橘加工品
伊方町は愛媛県の佐田岬半島に位置しており、温暖な気候と日当たりの良い斜面を活かした柑橘類の栽培が盛んな地域です。
西宇和みかんは、愛媛県の西宇和地域で栽培される100年以上の歴史を持ったブランドみかんです。非常に品質が高く、贈答品としても人気があります。西宇和みかんは八幡浜市・西宇和郡及び西予市三瓶町産のみかんで、2007年(平成19年)1月に特許庁の地域団体商標に登録されました。
西宇和地域は、愛媛県から九州方面に伸びる日本一細長い半島である佐田岬半島の全部およびそのつけ部分に位置します。瀬戸内海側、宇和海側とも典型的なリアス式海岸で、急峻な崖になっているため平地は極めて少なく、沿岸部に石垣で築いた段々畑でみかんの耕作が行われています。
西宇和みかんの美味しさの秘密は「3つの太陽」にあります。空から降り注ぐ太陽光線だけでなく、崖から突き出るように海岸線ぎりぎりまでせり出す段々畑で生育するみかんには、海からの照り返しと白い石垣からの反射光も合わさり、四方八方から太陽光線が降り注ぐのです。また、西宇和の土壌は砂土壌が多い上に、果樹園は急峻な崖に作られているため水がたまりません。この水はけの良さも品質の高さにつながっています。同じ温州みかんでも、愛媛県西宇和地域のものは甘みと酸味のバランスがよく、味にばらつきがないと言われています。
伊方きらら館では季節に応じて様々な品種の柑橘が並びます。温州みかん、いよかん、清見(きよみ)、せとか(高級柑橘として人気)、デコポン(不知火)、甘平など、時期によって異なる品種を楽しめます。
みかんジュースは特に人気のお土産です。「きわみ(極)」は「みかんよりもみかんの味がする」として名高い100%ジュースで、まろやかな味わいが特徴です。みかんを皮ごと搾った果汁と果肉だけを搾った果汁の2種類を混ぜる特別な手法で作られているため、えぐみの少ないまろやかな味になっています。愛媛県のストレートジュースは水や砂糖を加えない正真正銘「生」のみかんジュースで、お土産にもよく選ばれています。
新鮮なしらす製品
佐田岬はしらすの産地としても有名です。宇和海で獲れたばかりの新鮮なしらすを使った製品が人気を集めています。
釜揚げしらすの特徴は、ふわふわで臭みがないことです。新鮮なしらすをすぐ釜茹で(塩ゆで)できるのは、漁場の目の前に加工場があるからこそ実現できる品質です。
蒸ししらすは、なんといってもその旨味が特徴です。「蒸す」ことでしらすの旨味成分であるアミノ酸をぎゅっと閉じ込め、栄養も逃しません。日本初の蒸ししらすとして「しらすを超えたしらす」と呼ばれています。
しらす3種食べくらべセットでは、生しらす、釜あげしらす、蒸ししらすの3種が楽しめるため、お土産として購入してご自宅で食べ比べを楽しむのもおすすめです。
その他の海産加工品とお土産
じゃこ天やじゃこカツはもちろん、その他の海産加工品も充実しています。地酒「伊方杜氏」なども販売されており、お酒好きの方へのお土産にも喜ばれます。民芸品や加工品も豊富で、海藻類も取り揃えています。
うにまんじゅうも伊方町の名物として知られています。また、佐田岬エリアでは瀬戸の金太郎芋(さつまいも)も特産品で、紫芋ソフトクリームも人気です。
持ち帰りたいお土産ベスト5
道の駅 伊方きらら館を訪れた際に特におすすめしたいお土産は、クリエイト伊方製のじゃこ天とじゃこカツ、季節の西宇和みかん、みかんジュース(きわみなど)、しらす製品(釜揚げ・蒸ししらす)、そして地酒「伊方杜氏」の5つです。いずれも伊方町ならではの特産品で、佐田岬半島の恵みを持ち帰ることができます。
佐田岬半島の観光スポット
道の駅 伊方きらら館を訪れた際には、周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。佐田岬半島には見どころが数多くあります。
佐田岬半島の概要
佐田岬半島は四国の最西端に位置しており、日本一細長い半島として知られています。中央構造線に沿って長さ約40kmにわたって直線的に突き出しているのが特徴で、北の瀬戸内海(伊予灘)と南の宇和海を隔てています。愛媛県伊方町に位置し、全長50km、最大幅6.4kmで、四国最西端から九州を望むことができます。
宇和海と瀬戸内海の二つの海に囲まれ、晴れた日には九州まで遠く望めるダイナミックな眺望が楽しめます。宇和海から昇る朝日と瀬戸内海に沈む夕陽を楽しめる圧巻のロケーションが特徴です。
かつて「陸の孤島」と呼ばれたこの場所には、昔ながらの様々な風習や伝統、文化が今も55の集落それぞれの暮らしの中に残っています。約40kmの範囲に驚くほど多彩な民俗文化が残り、受け継がれているのが特徴です。
佐田岬灯台
日本一細長い佐田岬半島先端の岸壁にそびえ立つ白亜の灯台で、四国の最西端にあります。1918年(大正7年)4月1日に初点灯しました。晴れた日には豊予海峡を隔てた九州を遠望でき、夕暮れになると海に溶けていく夕日を見ることができます。
2017年には点灯100周年を迎え、「恋する灯台」や「四国八十八景」に認定されています。初点灯から100年目という歴史ロマンとともに未来を照らす灯台がふたりの道標になりますようにとの願いを込めて、デートスポットとしても認定されました。
椿山展望台は四国最西端の展望台として2010年(平成22年)にリニューアルされました。ウッドデッキの展望台は灯台を見下ろす位置にあり、佐田岬灯台と豊予海峡を一望できます。デッキにはハート型のモニュメントもあり、恋人の聖地にも認定されています。
アクセスは三崎港から佐田岬灯台駐車場までタクシーで約30分、駐車場から灯台まで遊歩道を徒歩約25分です。
せと風の丘パーク
佐田岬のちょうど真ん中にある「せと風の丘パーク」は、風車を見るのに最高のロケーションです。青い空の下、緑の山々に立つ風車がゆったりとプロペラを回す姿は、開放感満点の絶景です。
展望台が小高い丘の上にあるため、50mもの高さがある風車をほぼ目の高さで見ることができ、巨大な風車がブゥンブゥンと風を切る音がすぐそこに聞こえます。風力発電の風車と瀬戸内海と宇和海を一望できます。八幡浜市内から佐田岬メロディーラインを通って約30分ほどで到着できます。
佐田岬半島のシンボルといえば「風車」で、合計58基もの風車があります。緑の半島と白い風車、青い空のコントラストが楽しめます。佐田岬半島は北西に風を遮る陸地がないため北西からの季節風の影響を受けやすく、風力発電所の風車が稜線上に林立しています。年間を通じて半島を南北に越える強い風が吹くことから、恵まれた風力資源を最大限活用して二酸化炭素を排出しないクリーンな電気を発電しています。
佐田岬はなはな
四国の最西端から地域の観光情報などを発信する、伊方町観光交流拠点施設です。敷地内には観光案内所やカフェ・食堂、直売所が併設し、佐田岬の魅力をぎゅっと詰めた場所となっています。鮮度抜群のしらすや魚介を召し上がれます。営業時間は売店が9時から17時、食堂が10時から16時30分(ラストオーダー16時)となっています。
亀ヶ池温泉
日本一細長い佐田岬半島にある「四国最西端」の日帰り温泉です。地下1,500mから湧き出る45.5℃の天然温泉で、泉質は弱アルカリ性のお湯が疲れをほぐしてくれます。
2024年2月にリニューアルし、大浴場の他、露天風呂、気泡風呂、樽風呂、陶器風呂が楽しめます。宿泊施設、売店、レストラン、多目的スペース、キッズスペース、足湯なども備えています。浴場は開放的な大浴場と露天風呂を始め、美肌に効果的な塩サウナ、岩盤浴など充実した設備を誇ります。
営業時間は9時から21時、定休日は第4木曜日(祝日なら翌日)です。入浴料は大人700円、65歳以上600円、小人(3歳から小学生)300円で、岩盤浴は500円(別途入浴料必要)、家族風呂は1時間3,000円となっています。
良質の天然温泉は、体に浸透しやすく美肌効果の高い弱アルカリ性低張性温泉で、神経痛や筋肉痛、疲労回復や健康増進などの効能があります。佐田岬の旬の味が堪能できるレストランや、地元特産品を取り揃えた物産館も完備しています。住所は愛媛県西宇和郡伊方町二見甲1289で、JR八幡浜駅より車で29分のところにあります。
伊方町の歴史と文化
道の駅 伊方きらら館がある伊方町には、その特異な地形と豊かな自然に磨かれた独自の歴史と文化が色濃く根付いています。
伊方町の成り立ち
伊方町は、2005年(平成17年)4月1日に西宇和郡の3町(旧伊方町、瀬戸町、三崎町)が合併して誕生しました。北は瀬戸内海、南は宇和海に面しており、四国の最西端、豊予海峡に突き出した「日本一細長い」佐田岬半島に位置しています。
農業・水産業が主体の第1次産業の町で、急峻な土地に先人から受け継いだ石積の段々畑や急峻な山の斜面を切り開いた畑で、みかんなどのかんきつやサツマイモを栽培しています。
文化財と歴史的遺産
伊方町の指定文化財は32件(国指定文化財1件、県指定文化財2件、町指定文化財29件)と、3件の国登録文化財が存在しています。
一里塚は、江戸時代に宇和島藩でも主要街道に築かれました。二代藩主伊達宗利の命によって延宝元年(1673年)に黒松が植えられ、一里松と呼ばれるようになりました。
中世城郭として、中浦字丸岡には「城の台」と呼ばれる場所があり、戦国時代に有馬右兵衛之佐藤原義通を城主とする丸岡城の跡地があります。周辺には堀の上、船堀、空堀、城ヶ鼻など城にまつわる地名が多く残っています。
伊方騒動(義民の歴史)として、江戸時代後期に伊方地区で起きた一揆があります。文政13年(1830年)春、庄屋の浦人に対する酷使や年貢の横領に反発して勃発しました。首謀者の市右衛門は義民として多くの浦人に慕われ、その墓碑が法通寺の境内に建てられています。
クロキヅタは、熱帯地方から亜熱帯地方にかけて分布する海藻で、日本では数ヶ所でしか見ることができない希少な海藻です。伊方町では1954年(昭和29年)に仁田之浜の海岸に群生しているのが発見されました。
伝統行事と祭り
伊方町では年間を通じて様々な伝統行事や祭りが開催されています。7月下旬には「きなはいや伊方まつり」が開催され、地元の人々が一堂に会し、伝統的な踊りや屋台が並ぶ夏の風物詩となっています。8月上旬には「瀬戸の花嫁まつり」が行われ、瀬戸内海を舞台にしたロマンチックなイベントとして知られています。
10月上旬には「風車まつり」が開催され、佐田岬半島のシンボルである風車にちなんだイベントが行われます。また10月には地元各地区で秋祭りが行われ、地域の伝統文化が受け継がれています。12月には「佐田岬メロディ駅伝競走大会」が開催され、佐田岬メロディーラインを舞台に健脚を競い合います。
佐田岬半島ミュージアム
伊方町文化交流施設「佐田岬半島ミュージアム」は、佐田岬半島の自然や歴史、文化を紹介する施設です。「この半島はすべて奇跡でできている」をテーマに、約40kmの範囲に驚くほど多彩な民俗文化が残る佐田岬半島の魅力を発信しています。かつて「陸の孤島」と呼ばれたこの場所には、昔ながらの様々な風習や伝統、文化が今も55の集落それぞれの暮らしの中に残っており、その貴重な文化遺産を学ぶことができます。
周辺グルメ情報
道の駅 伊方きらら館周辺では、愛媛ならではのグルメも楽しめます。
八幡浜ちゃんぽん
愛媛県八幡浜市のご当地グルメ「八幡浜ちゃんぽん」もぜひ味わいたい一品です。長崎のちゃんぽんは豚骨ベースで白濁した濃厚なスープであるのに対し、八幡浜ちゃんぽんは鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色のスープで、あっさり風味が特徴です。透き通る和風スープは「黄金色のスープ」と形容されるほど濁りがありません。
麺は太目の中華麺を使用するお店が多く、たっぷりの野菜に豚肉、それに八幡浜の特産品である蒲鉾やじゃこ天など水産練り製品が具材として使われており、魚のまち八幡浜らしさを表現しています。
八幡浜市は四国の西の玄関口と言われ、古くから九州や関西地方との海上交易が盛んで、商業都市「みなとまち八幡浜」として栄えてきました。八幡浜ちゃんぽんの誕生については、本場中国の食文化が海を渡って伝わり、地元の食文化との融合の中で生まれたと言われています。現存する最も古い提供店は昭和23年の創業です。現在、市内での提供店は、食堂やレストラン、カフェ、居酒屋、ホテル、お寿司屋など30店を越えています。
新鮮な魚介類
佐田岬では、新鮮な魚介類を四季折々、旬ごとに、豊富に楽しめることで有名です。三つの潮流が行き交う日本屈指の豊かな漁場として知られる豊予海峡があり、毎朝その日獲れた鮮度の高い魚介類を仕入れている飲食店が多いです。しらす丼は特に人気で、バツグンの鮮度が自慢の佐田岬のとれたてしらす丼は絶品です。
佐田岬半島を満喫するモデルコース
道の駅 伊方きらら館を中心に、佐田岬半島を満喫するモデルコースをご紹介します。
午前中は八幡浜市内で八幡浜ちゃんぽんの朝食または早めのランチを楽しむのがおすすめです。午前から昼にかけては佐田岬メロディーラインをドライブしながら、せと風の丘パークで風車見学を楽しみます。昼食には道の駅 伊方きらら館に立ち寄り、伊方じゃこてん きらら店で揚げたてのじゃこ天やじゃこカツを堪能しましょう。きらら館内でお土産も購入できます。
午後は佐田岬灯台まで足を延ばし、四国最西端の絶景を楽しみます。椿山展望台からの眺めも格別です。夕方は佐田岬はなはなでしらす丼を食べるか、亀ヶ池温泉で天然温泉に浸かって疲れを癒すのがおすすめです。
訪問のベストシーズン
柑橘類が美味しい秋から冬がおすすめですが、年間を通じて楽しめます。春は菜の花畑や桜、新緑などが楽しめ、夏は海水浴、秋冬は柑橘狩りと、季節ごとに違った魅力があります。晴れた日には九州まで見渡せる絶景が楽しめるので、天気の良い日を狙って訪れることをおすすめします。
訪問時の注意点
佐田岬灯台へのアクセスは、定期運行されている公共交通機関がないため、レンタカーやタクシーの利用が必要です。駐車場から灯台までは徒歩約25分かかるので、歩きやすい靴で訪れましょう。また、季節や天候によって営業時間が変更になる場合があるので、事前に公式サイトなどで確認することをおすすめします。
まとめ
道の駅 伊方きらら館は、愛媛県の魅力が凝縮された場所です。名物のじゃこ天やじゃこカツ、西宇和みかんをはじめとする特産品、そして佐田岬半島の絶景と、見どころ満載のスポットとなっています。
四国最西端という特別な場所で、瀬戸内海と宇和海の両方を眺めながら、地元の美味しいものを味わう贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。1階のふれあい水槽や2階のバーチャル水族館「きららアクアリウム」など、家族連れでも楽しめる施設が充実しています。屋上の展望デッキからは二つの海を同時に見渡すことができ、晴れた日には九州まで望める絶景が広がります。
愛媛名物のじゃこ天は400年以上の歴史を持つ伝統的な郷土料理で、骨ごと食べられるカルシウム豊富な健康食品でもあります。伊方じゃこてん きらら店では「じゃこカツ」発祥の店として、揚げたての美味しさを味わうことができます。西宇和みかんや新鮮なしらす製品など、お土産の選択肢も豊富で、佐田岬半島の恵みを持ち帰ることができます。
愛媛への旅行の際は、ぜひ佐田岬半島まで足を延ばして、道の駅 伊方きらら館を訪れてみてください。きっと忘れられない思い出になることでしょう。





