佐賀県上峰町の道の駅かみみねは、特産品やお土産を探すなら絶対に訪れたいスポットです。2025年4月にグランドオープンしたこの道の駅では、佐賀牛や神えびフライなど地元ならではの逸品から、新鮮な農産物、スイーツまで幅広い商品が揃っています。県内11番目の道の駅として誕生した「かみみね」は、単なる休憩施設ではなく、上峰町の魅力を凝縮した観光拠点として注目を集めています。
道の駅かみみねの最大の魅力は、地元生産者が手塩にかけて育てた農産物と、専門店クオリティの精肉・鮮魚・加工品が一堂に会していることです。「いしまる」の佐賀牛、「魚りき」の新鮮な海鮮、そして「EBI研究所」の神えびフライなど、テレビでも紹介された人気商品を実際に購入できます。さらにフードコート「風まちキッチン」では、これらの食材を使った絶品グルメをその場で味わえるため、買い物と食事の両方を存分に楽しめます。この記事では、道の駅かみみねで買える特産品やお土産のおすすめを詳しくご紹介するとともに、見逃せないグルメスポットや周辺の観光情報までお伝えします。

道の駅かみみねとは?2025年4月オープンの注目スポット
道の駅かみみねは、佐賀県三養基郡上峰町に2025年4月にグランドオープンした、県内11番目となる道の駅です。国道34号線沿いに位置し、らせん状を描く独創的な2階建ての建物が目印となっています。この施設は町の中心市街地活性化事業「カゼマチ」の中核を担う戦略的拠点として誕生しました。
かつてこの場所には「イオン上峰店(旧サティ)」が存在していました。その閉鎖後、町は再開発プロジェクトを始動させ、その第一弾として結実したのがこの道の駅です。「自由な風が吹く交流の場」や「まちのリビング」をコンセプトに掲げており、町外からの来訪者と地元住民が交わり、新しい活気を生み出す場所として機能しています。
敷地面積は約1万5,500平方メートルに及び、広大な公園スペースと一体化した開放的な空間が広がっています。1階には産地直売所、フードコート「風まちキッチン」、観光案内所がシームレスに配置されており、天井が高く自然光がふんだんに取り入れられた空間は、まるでマルシェのような賑わいを演出しています。
特筆すべきは2階に併設された「ひよ子こども園カゼマチ」の存在です。道の駅に認定こども園が併設されるケースは全国的にも珍しく、医療的ケアが必要な子供たちの受け入れも行っています。道の駅を訪れる人々が園庭で遊ぶ子供たちの姿を目にすることで、自然な形の地域交流が生まれる仕掛けとなっています。
施設は24時間利用可能なトイレを完備しており、オストメイト対応のバリアフリートイレ、授乳室、調乳用温水器、おむつ交換台を備えたベビーコーナー、さらにキッズトイレも設置されています。駐車場は149台分が無料で利用でき、将来的にはEV急速充電器の設置も計画されています。
道の駅かみみねの産地直売所で買える特産品とお土産
道の駅かみみねの心臓部とも言える産地直売所では、上峰町を中心とした佐賀県東部の肥沃な大地が育んだ旬の食材が集結しています。鮮度と価格、そして生産者の顔が見える安心感が、ここを訪れる最大の魅力です。
季節ごとに楽しめる新鮮な農産物
佐賀の農業は一年を通じて多種多様な作物がリレーのように登場するため、訪れる時期によって直売所は全く異なる表情を見せます。
春(3月〜5月) は「アスパラガス」と「イチゴ」が主役です。佐賀県のアスパラガス生産量は全国でもトップクラスを誇り、特に上峰町周辺のハウスで栽培される春芽は、冬の間に根に蓄えた養分を一気に使って成長するため、太く甘みが濃厚です。穂先まで柔らかく、生でも食べられるほどの瑞々しさはスーパーのものとは別次元の体験を提供します。イチゴは「さがほのか」に加え、近年人気の「いちごさん」が店頭を埋め尽くします。いちごさんは凛とした美しい円錐形と中まで赤い果肉、酸味が少なく華やかな甘い香りが特徴で、オープン時には1パック300円前後という破格値で販売され午前中には完売するほどでした。春の新玉ねぎも辛味が少なく、スライスして水にさらさずに食べられるほど甘いと評判です。
夏(6月〜8月) の直売所は緑と赤のコントラストに彩られます。7月の売上ランキングで1位を獲得したのは意外にもピーマンでした。肉厚で苦味が少なく、バーベキューで丸ごと焼いて食べるとジューシーな水分が溢れ出します。大袋入りでリーズナブルな価格設定が地元の主婦層から支持されています。フルーツでは巨峰やシャインマスカットなどのブドウ類、瑞々しい梨が登場します。
秋(9月〜11月) は新米の季節です。上峰町周辺は「さがびより」「夢しずく」「ヒノヒカリ」といったブランド米の産地であり、直売所には刈り取られたばかりの新米が山積みになります。特に「さがびより」は米の食味ランキングで特A評価を連続受賞しており、粒が大きく冷めても甘みとモチモチ感が持続します。イチジクや柿、ミカン、甘みが凝縮されたサツマイモ(紅はるかなど)も人気です。
冬(12月〜2月) は土の中でじっくり育った根菜類が主役になります。佐賀平野特有の重粘土質土壌で育つレンコンは、糸を引くほどの粘りとホクホクとした食感が特徴です。お歳暮シーズンには高級柑橘や贈答用の海苔、佐賀牛のギフトセットなどが充実します。
専門店クオリティの精肉・鮮魚・加工品
直売所には専門店レベルのテナントが入居しており、スーパーマーケットでは味わえない買い物体験を提供しています。
精肉コーナー「黒毛和牛専門店 いしまる」 は創業50年以上の歴史を持つ老舗精肉店が展開しています。ショーケースには鮮やかなサシが入った最高級A5ランクの佐賀牛が並び、昔ながらの対面量り売りでプロのアドバイスを聞きながら肉を選べます。特に人気なのが佐賀牛と佐賀県産豚肉を黄金比率で配合した手作りハンバーグで、冷凍での販売もあり焼くだけでレストランの味が再現できるためリピーターが後を絶ちません。
鮮魚コーナー「UORIKI FISH MARKET(魚りき)」 では、福岡や佐賀の市場から毎朝直送される魚介類が並びます。刺身の盛り合わせはもちろん、調理の手間が省ける切り身やフライ用など主婦の味方となる商品展開が魅力です。魚屋特製の「魚ロッケ(魚のすり身コロッケ)」はおやつ感覚で食べられる人気商品です。
豆腐・惣菜コーナー「豆腐工房 つるちゃん」 では、佐賀県産大豆「フクユタカ」を100%使用したこだわりの豆腐が並びます。その味わいは「大豆のクリーム」と形容したくなるほど濃厚で甘みがあります。揚げたての厚揚げは外はカリッと香ばしく中はトロトロの食感で、まずはそのまま生姜醤油で食べるのがおすすめです。
道の駅かみみねで絶対に買いたいお土産おすすめ5選
道の駅かみみねを訪れたなら、ぜひ持ち帰りたいお土産を厳選してご紹介します。どれも上峰町ならではの逸品ばかりです。
純米大吟醸「鎮西八郎(ちんぜいはちろう)」
この日本酒は上峰町の歴史と自然が凝縮された逸品です。名前の由来は、平安時代末期にこの地の鎮西山に城を築いたとされる伝説の武将・源為朝(鎮西八郎)にあります。最大の特徴は、上峰町の町木である「ツバキ」の花から分離した天然の「椿酵母」を使用していることです。地元産の酒米「夢しずく」を50%まで磨き上げ、椿酵母で醸したこの酒は、華やかでフルーティーな香りと雑味のないクリアな飲み口が特徴です。後味のキレが良く食事の味を邪魔しないため食中酒として最適で、ラベルには地元の書家による力強い題字が踊ります。上峰町でしか買えない限定酒として、日本酒ファンに特におすすめです。
佐賀牛(さがぎゅう)
「佐賀牛」の称号は、JAグループ佐賀管内で飼育された黒毛和牛のうち、肉質等級が「4」以上かつBMS(脂肪交雑)が「7」以上という全国でも屈指の厳しい基準をクリアしたものだけに与えられます。直売所内の「いしまる」では、ステーキ用のサーロインやヒレはもちろん、家庭でも使いやすい切り落とし肉やハンバーグなどが購入できます。特におすすめなのが「佐賀牛カレー(レトルト)」で、手軽に持ち帰れるサイズでありながら角切りの佐賀牛がゴロゴロ入っており、自宅で贅沢なディナーを楽しめます。
神えびフライ(冷凍)
「マツコの知らない世界」など数々のメディアで紹介されたEBI研究所のエビフライは、冷凍コーナーでも販売されています。このエビフライが「神えびフライ」と呼ばれる所以は、その圧倒的な「エビ感」にあります。一般的な冷凍エビフライが衣で大きさを嵩増ししているのに対し、EBI研究所のエビフライは衣率を極限まで低くし、巨大なブラックタイガーの身をダイレクトに味わえるように設計されています。自宅で揚げても店と同じサクサク・プリプリの食感が再現できるよう工夫されており、夕食のメインディッシュとして家族全員が喜ぶこと間違いなしです。
佐賀銘菓セレクション
直売所の一角には佐賀県内のお土産が集まるコーナーがあります。「丸ぼうろ」「小城羊羹」「佐賀錦」といった定番銘菓はもちろんのこと、注目は「さがプリンマップ」ゾーンです。県内各地の菓子店やカフェが作るこだわりプリンが15種類以上集められており、ここに来るだけで佐賀中のプリン巡りができてしまいます。自分好みのプリンを見つける楽しみがあり、スイーツ好きにはたまらないコーナーです。
新鮮な農産物
旬の農産物をお土産として持ち帰るのもおすすめです。春のいちごさんやアスパラガス、夏のピーマンやブドウ、秋の新米やサツマイモ、冬のレンコンなど、季節ごとに最高の状態の野菜や果物を手に入れられます。特に「さがびより」などのブランド米は、冷めても美味しいため贈答用にも喜ばれます。
フードコート「風まちキッチン」で味わえる絶品グルメ
道の駅かみみねのハイライトとも言えるのが、個性豊かな飲食店が集結したフードコート「風まちキッチン」です。わざわざ食べに行く価値のあるグルメスポットとして、各店舗が高いクオリティを追求しています。
果実工房 新SUN(しんさん)のスイーツ
佐賀市で絶大な人気を誇るフルーツパーラーが道の駅かみみねに出店しました。オーナー自らが市場で厳選した「その時期に一番美味しいフルーツ」を惜しげもなく使用するのが新SUNの流儀です。季節のフルーツタルト(500円〜) はサクサクのタルト生地と甘さ控えめのカスタードクリームがフルーツの酸味と甘みを最大限に引き立てます。春のイチゴ、夏の桃やメロン、秋のイチジクやシャインマスカットなど、訪れるたびに新しい味に出会えます。道の駅かみみね限定の 白プリン(270円) は、真っ白なミルクプリンに別添えのフレッシュフルーツソースをかけていただくスタイルで、ソースの酸味が濃厚なミルク感を爽やかにまとめ上げます。
EBI研究所(スキスキEBIフライ)の揚げ物
「マツコの知らない世界」など数々のメディアで紹介され、全国から注文が殺到する冷凍エビフライの名店が実店舗を構えました。ここのエビフライは衣率を極限まで低くし、巨大なブラックタイガーの身をダイレクトに味わえるように設計されています。EBI風(プレーン)(500円) はエビを燻製にした新感覚メニューで、香ばしいスモークの香りがエビの甘みを引き立てビールのお供にも最高です。EBI丼 は丼からはみ出るほど巨大なエビフライが乗った豪快な一品で、たっぷりのタルタルソースと共に頬張れば口の中がエビの旨味で満たされます。EBIパン はエビフライをパンに挟んだワンハンドグルメで、テイクアウトして公園エリアで食べるのもおすすめです。
GRILL’S KING(グリルズキング)の肉料理
ボリューム満点の肉料理で胃袋を満たしたいならこちらのお店です。KINGハンバーグランチ(1,300円) には秘密があり、自社栽培のレンコンが練り込まれています。肉のジューシーさの中にレンコンのシャキシャキとした食感がアクセントとなり、最後まで飽きずに食べられます。さらに驚くべきは、セットのおにぎりです。「さがびより」「夢しずく」「ヒノヒカリ」という佐賀の3大ブランド米のおにぎりが食べ比べでき、なんとおかわり自由という太っ腹なサービスです。
UORIKI FISH MARKET(魚りき)の海鮮
直売所の鮮魚コーナーと連動した鮮度抜群の海鮮食堂です。上海鮮丼(1,500円) はその日仕入れた最高のネタがこれでもかというほど盛られた丼で、トロ、カンパチ、鯛、サーモン、イクラなどが丼の縁から溢れんばかりに盛り付けられておりご飯に辿り着くのが大変なほどです。イカの活き造り(時価) は注文を受けてから生簀のイカを捌くため、透き通った身が美しくコリコリとした食感と濃厚な甘みが楽しめます。ゲソは後で天ぷらにしてくれるサービスもあります。

佐賀軒(さがのき)の麺類・佐賀牛料理
佐賀のソウルフード「ちゃんぽん」と「佐賀牛」を看板に掲げるお店です。佐賀軒プレミアうどん(1,080円) はただのうどんではなく、佐賀県産の海苔、ヨード卵・光、そして魚ロッケなど佐賀の特産品が全部乗せになった豪華なうどんです。利尻昆布を使った上品な出汁が具材の旨味をまとめ上げています。佐賀牛カレー はじっくり煮込まれた佐賀牛がゴロゴロと入っており、スパイシーさの中にも肉の脂の甘みが溶け出したコク深い大人の味わいです。
その他の人気店
ムナ は道の駅には珍しい本格的なインド料理専門店です。本場のシェフがスパイスを調合して作るカレーは本格的でありながら日本人の口にも合うよう調整されています。チーズナンセット はとろけるチーズがたっぷり入った焼きたてのナンが絶品で、辛さの調整も可能なので子供でも安心して食べられます。
OK COFFEE & Waffle は吉野ヶ里町の人気カフェが手がけるコーヒーとワッフルの専門店です。自家焙煎のスペシャルティコーヒーと九州産の小麦・雑穀を使った「九州パンケーキ」のミックス粉で作るワッフルの相性は抜群です。カゼマチブレンド(450円) は道の駅限定のブレンドコーヒーで、ドライブの疲れを癒やすようなすっきりとした後味と豊かな香りが特徴です。カゼマチ珈琲ワッフル(370円) はコーヒーの風味が香る生地にザクザクとしたクランチがトッピングされており、もちもちとした食感とコーヒーの香ばしさが癖になります。
Bear Cream(ベアクリーム) はクマのロゴが愛らしいソフトクリーム専門店です。はちみつソフト(405円〜) は濃厚なソフトクリームにスポイトに入ったハチミツが刺さった状態で提供され、食べる人が自分でハチミツを「追い掛け」しながら好みの甘さに調整できる楽しさがあります。カップの底にはタルトクランチが敷き詰められており、最後のひと口まで食感の変化を楽しめます。
道の駅かみみね周辺の観光スポット
道の駅かみみねは周辺の観光スポットへのゲートウェイでもあります。歴史と自然を感じられる見どころをご紹介します。
鎮西山(ちんぜいざん)
道の駅の北側にそびえる標高202mの鎮西山は、かつて源為朝が城を構えた場所と伝えられています。源為朝は身長2メートルを超える巨漢で、5人張りの強弓を引く豪傑だったと言われています。現在、山頂付近は「鎮西山いこいの森」として整備されており、展望台からは佐賀平野を一望する絶景が広がっています。春には2000本以上の桜が咲き誇る花見の名所としても知られ、アスレチック広場やキャンプ場もあるため、道の駅でお弁当を買ってピクニックを楽しむのに最適なスポットです。
都紀女加王墓(つきめかおうぼ)
道の駅のすぐ近くには宮内庁が管理する前方後円墳があります。被葬者とされる「都紀女加王(つきめかおう)」については謎が多く、古代史ファンの想像力を掻き立てます。静寂に包まれたこの場所は、賑やかな道の駅とは対照的に悠久の時を感じさせるパワースポットです。
道の駅かみみねへのアクセスと訪問のコツ
アクセス方法
自動車の場合 は、長崎自動車道「東脊振IC」から約10分です。国道34号線沿いにあり、巨大ならせん状の建物が目印となっています。駐車場は149台分が無料で利用できます。
公共交通機関の場合 は、JR長崎本線「吉野ヶ里公園駅」からタクシーで約5分、または西鉄バス「都紀女加王墓前」バス停から徒歩6分です。
訪問のベストタイミング
朝9時の開店直後 は直売所の品揃えが最も豊富な時間帯です。「いちごさん」や朝採れ野菜を狙うならこの時間がベストで、人気商品は午前中に完売することもあります。
毎月29日(肉の日) は「いしまる」や道の駅全体で肉の特売イベントが行われることが多く、高級な佐賀牛をお得に購入できるチャンスです。
定休日 は毎月第2水曜日となっていますのでご注意ください(祝日の場合は変動あり)。
まとめ:上峰町の魅力が詰まった道の駅かみみね
道の駅かみみねは、単なる商業施設ではなく、上峰町の歴史と食文化が融合した新しい観光拠点です。生産者の情熱が詰まった新鮮野菜、職人の技が光る佐賀牛や神えびフライ、そして古代から続く歴史物語がすべてこの場所で体験できます。
美味しいものを食べたい方には「風まちキッチン」のグルメが、新鮮な野菜を買いたい方には産地直売所が、歴史に触れたい方には周辺の鎮西山や都紀女加王墓がおすすめです。どんな目的で訪れても期待以上の体験で応えてくれる道の駅かみみねへ、ぜひ足を運んでみてください。





